今回の上海赴任。予定では、3年間です。 さて、上海での拠点となるお家をどうするか？
私は、結婚してから、ずっと社宅暮らしで、一度も自分で選んだことなく、ただただ、充てがわれた部屋に入ってきました。 マレーシアの時ですら、向こうの会社が選んだ部屋でした。
でも、今回の上海赴任においては、まず、会社に家賃上限を決められて、その後、会社指定の不動産会社さんのお勧め物件の中から、選べることになりました！
今までの社宅でも、借り上げ社宅の時には、候補が3つくらいはあって、選ぶ権利が全く無かったという訳ではないのですが、例えば「小児科が近い物件で‥」とかいう条件を、私が口出しすることは出来ても、実際に候補を見て選ぶのは、ダンナだけでした。
いつも、引っ越してみてから、「あぁ‥こんなお家なのね」と知る感じです。
でも、今回は、10軒以上の物件を候補にあげてくださってて、しかも、16年この社宅に入っているうちに、時代が進んでいて、360°カメラで撮られた写真やビデオなんかをネットで見ることが出来て、選ぶ前に、ある程度、お部屋の感じを知ることが出来ました！！
会社指定の不動産業者さんにお勧め物件を紹介していただく前に、ネットで、日本人の方々がどんなところに住んでいらっしゃるのか？も調べてみたりしました。
最初、ビックリしたのは、上海のお家賃の高さ！！
もちろん、セキュリティーとかバッチリ？の、上海の普通の現地の人からすれば、贅沢なお部屋なのでしょうが、それでも、日本の一般庶民の私達には、想像以上のお値段でした。
それから、マレーシアと一緒で、日本人（外国人）が集まるように住んでいるエリアが、いくつかあるんだなぁ‥思いました。
20年前、マレーシアで最初に充てがわれたお部屋は、日本人が広い敷地に3軒だけという、マイナーなコンドミニアムで、日本人学校のバスがピックアップに来てくれないところでした。
日本人学校のバスは、ものすごく粘って掛け合って、申し訳けないながらも、うちの子だけのために来てもらえることになったのですが、与えられたお部屋が、地下室のような、1日中、陽も当たらないお部屋で、私が鬱になってしまい、会社が配慮してくださって、半年もしないうちに、引っ越すことに‥。
次のコンドミニアムは、いわゆる日本人居住地区の一番古いコンドミニアムで、今度は25階のお部屋。当然ながら、日本人学校のバスも来ているし、隣のコンドミニアムも、その奥のも、そのまた奥のも‥と、それぞれバスがくるようなところだったので、子供たちを通じて、すぐに日本人のお友達も出来て、そこからやっと、私はマレーシア生活を満喫できるようになったのでした。
この苦い経験もあったので、最初、今度は最初から日本人居住地区へ住むことにするか‥とも考えましたが、そのうち、あえて日本人の少なそうな地区を選んでみようかな‥ということに。
理由は、日本人居住地区が、ダンナの会社からちょっと離れていることに加えて、そういうところに住んでも、子供が巣立った世代となった今、そこに住んだからといって、マレーシアと同じように、すぐにお友達ができるとは思えなかったからです。
もちろん、たとえお友達が出来なくとも、そういう地域では、日本食が買えたり、日本語の話せるお医者さんが近くにいてくださったり、いろいろ日本人に便利な点があり、ダンナの会社の元上海駐在者の方も、そういうところが良いんじゃないか？と推してくださったのですが、そこも、あえて不便な方を選んでいこうということにしました。
思い返せば、20年前のマレーシア赴任の時は、結局、日本人御用達エリアでばかり暮らしていて、4年も住んでいたにも関わらず、言葉も全然、身に付きませんでした。
しかし、今回、折角なら、中国語を身につけるべく、チャレンジしていきたいなと思いまして。
もちろん、中国語は難しくて、放っておいても3年で身についた‥なんて人はいないと思いますが、今度は、日本に戻ってからもある程度、言葉を維持できるように出来たらいいなぁ‥と思っています。
そして、言葉だけでなく、現地で上海の雰囲気にも馴染んでいけたら‥と思っての選択です。
結果、ウチは、今回、日本人が少なそうな、日本語対応不可となっている、サービスアパートを契約させていただくことになりました。
さて、これが、「吉」と出るか、「凶」と出るか？？？
でも、いざダンナが住み始めてみると、
フロントのお姉さん、あれっ？カタコトだけど日本語、喋れるじゃん！？‥
思いの外、日本人居住者も結構いらっしゃるみたい！？‥
折角、あえて、挑戦していこうと決めたのに‥
ダメだ！！こりゃまた、折角の上海も、日本人社会にドップリになっちゃいそうだわ！？🥺
