おばさん、上海ってどうよ!

え!ウソでしょ!? 50代半ばでダンナの海外赴任に帯同することに‥。 2021年〜コロナ禍での帯同に伴う葛藤や奮闘を書き留めていきたいと思っています。

そうそう「黙食」と言えば‥

先日、今年、2021年の新語・流行語大賞の発表がありました。

こういうのあると、今年も、もうすぐ終わりなんだなぁ‥と感じますよね。

 

「リアル二刀流・ショータイム」‥ 納得の年間大賞だったと思います。

大谷翔平選手とウチの子は、同い年で、1994年生まれ。

同じ1994年生まれで、オリンピックなどで活躍した選手も多く、みなさん、すごいなぁ‥と、つい、平凡なウチの子と比べてしまったりします。

 

忘れもしないのは、この子達が、小学校1年生になった年から、日本の学校が完全週休2日制になったこと。

ゆとり教育とやらで、1年生で使う「おどうぐばこ」から、時計の模型などが無くなって、箱自体はその前の年のものと一緒なのに、中身の道具が少なくなったため、箱の中がスカスカで、「なんじゃこりゃ!?これで大丈夫なの?」と不安に思ったものでした。

 

ウチの子は、学校が休みになった分の時間を、遊んでばかりいたけれど、今、ご活躍されているみなさんは、きっと、練習に励まれたり、努力をされる時間に、充てられていたんだろうなぁ‥とか、思ったりします。

 

それはそうと、トップ10に入った「黙食」という言葉‥。

 

コロナ禍の会食のマナーとして定着した言葉です。

思い出したのは、ダンナが上海へ行く前のこと。

家族揃って、8月下旬の渡航の前に、最後の晩餐をしようと集まりました。

でも、8月中頃って、日本がコロナで、今までで一番、混乱していた頃。

そう、救急車を呼んでも、重症化していると診断されても、入院すら出来る保証のなかったあの頃だったんです。

 

ウチの子達は、みんなサービス業に就いているので、あの頃、不安の中でも、不特定多数の人を相手に、接客業務をせざるを得ない状況でした。

そのため、子供達が、万が一、無症状感染者だったら‥と最悪の場合を想定した時、さすがに、この時期にダンナをコロナに感染させる訳にはいかない‥ということになりまして、せっかく、家族全員が集まったものの、家の中で「黙食」を実行することにしたのです。

 

皆さま、想像してみてください。

家の中で、家族みんなが、黙って、黙々と、ただ食事をしている様子を‥。

今、学校の給食時間などでも、「黙食」が主流となっているそうですが、たぶん異様な光景なんじゃないかな‥と思われますよね!?

ましてや、我が家の中で、家族でやっている「黙食」ですよ!

 

もう、相当、変な感じです‥。🙄

 

でも、我が家では、「黙食」しているうちに、だんだんと、その状況が笑えてきて、そのうち、みんなでそれを楽しむ雰囲気が出てきまして‥

目配せと身振り手振りで会話をしたり、口を閉じたまま「んん、んんんんん〜!?」(これ、おいしいね〜)などと会話したり、意外と自然に、非日常を肯定的に楽しむ方向に変わっていきました。

食事の後、もちろん、しっかり換気しつつ、家の中でもマスクはしたままではありましたが、久しぶりに、家族揃っていろいろな話も出来て、今となっては、おかしな楽しい思い出となりました。

 

こうやって、家族揃ってご飯を食べることは、もう、ないかもなぁ‥

でも、子供達にも、それぞれ家族が出来て、もっと賑やかになってる‥っていうのも、なかなか、いいかもなぁ‥😊