おばさん、上海ってどうよ!

え!ウソでしょ!? 50代半ばでダンナの海外赴任に帯同することに‥。 2021年〜コロナ禍での帯同に伴う葛藤や奮闘を書き留めていきたいと思っています。

ロックダウン全面解除!?

6月1日、2か月くらい続いた、上海の行動制限(事実上のロックダウン)が、解除されました。

朝、目覚めたら、外から、明らかに、今までと違う、街が動いている音が聞こえてきていて、街ゆく人々や、交通量が増えているのがわかりました。

日本の知人からも、「ロックダウン解除、おめでとう!」なんてメッセージをいただいていますが、実際は、おめでたい感じは、それほどなく、これからどうなるんだろう?という、不安の方が先に立っています。

 

6月1日午前0:00からの解除で、日本のニュースでは、お祭り騒ぎの街の様子などの画像が流れていましたが、その時間、この近くでは、一台、暴走族っぽい車が、通りを行ったり来たりしていたくらいで、カウントダウンのようなイベントチックなこともなさそうだったし、ごくごく、普通に受け止めている様子です。

 

‥というのは、ロックダウン解除のためには、いろいろ、外出するための条件が付けられていて、そのルールを理解するのに、ひと苦労しているからかも知れません。🤔

 

ロックダウン解除で、外出OK‥と言っても、手放しで、誰でも、外へ出られる訳ではなく、72時間以内のPCR検査陰性証明を持っていないと、外出が出来ません。

しかも、検査を受けた時間から72時間と起算されるのに、検査結果が出るまでには、半日くらいかかってしまうので、毎日、(仕事などで)外へ出ようと思ったら、実質、1日おきに、PCR検査を受けなければいけないのではないか?と思われます。

 

今までは、アパート単位で、毎日の抗原検査や、住民一斉PCR検査を手配してくれていましたが、これからは、各自で、検査機関へ出向いて、検査を受けなければいけなくなります。

まず、アパートの近くの検査場所がどこに在るのか?を調べたりすることも必要だし、外へ出たい人全員がPCR検査を受けようとすると、また、行列に並んで密になるであろうことも、想定できます。

 

外に出ていて、万が一、アパートのどなたか1人が陽性判定を受けたなら、住民全員が、ロックダウン状態に逆戻り‥。

それだけで済めば、まだ、いいですが、住民全員が、隔離施設へ移動させられる‥なんていう話も聞いたりするので、うっかり、陽性にならないようにも、充分、気を付けて、外出をしなければいけません。

 

‥とはいえ、とりあえず、今後、S2ビザの期限延長や、外国人体格検査や、居留証など、いろいろ申請に行く必要があるので、いつでも自由に行動できるようにしておくために、今日、早速、PCR検査を受けに行ってきました。

私が、出向いた時、ウチの近くの検査場所には、そんなに、人が並んでいなかった印象でしたが、それでも、5分〜10分くらいかかったでしょうか?

ウチは、たまたま、その程度で済みましたが、あとになって、場所や時間帯によっては、2時間くらい並んだ‥なんて話も、お聞きしました。

 

検査場では、外国人なので、まず、パスポートを提示してから、健康コードをスキャンしてもらっての検査。

以前、コロナのワクチンは、こちらの国民の皆さまは、無料で受けられるけれど、外国人は、料金がかかる‥と聞いていたので、PCR検査はどうなるのだろう?と思っていましたが、今日のところは、ありがたいことに、別に料金を支払うこともなく、検査をしてもらうことが出来ました。

 

あとで、聞いた話では、6月いっぱいは、PCR検査は無料だけれど、7月からは、外国人だけでなく、皆さま、料金がかかるそう。

ひとりずつの検査では、1回16元。10人分まとめての検査では、1回3.5元だそうです。

また、6月中でも、何時間も並んだりするのは大変なので、場所によっては、これからも、アパート単位などで、出張検査に来てもらい、有料で、PCR検査を受けられるところなんかもあるようでした。

 

さて、元々は、PCR検査のための外出ではありましたが、せっかく、ここへ来て、初めて、アパートの外へ出られたので、検査の後、そのまま、ダンナと、アパートの周りを、ぐるっと散策。

途中、地元のスーパーマーケットがオープンしていたので、入り口で、場所登録のQRコードをスキャンして読み取ってから入店し、品揃えなど確認し、少しだけ、食べる物を買って帰りました。

元々、買い物に行くつもりではなかったので、エコバッグを持っていなくて、手で持てるだけの、ちょっとしか買えませんでしたが、ちょうど、冷蔵庫に、お野菜などの、生物が無くなりかけていたので、ちょっと、嬉しかったです。

 

これから、どの建物に入るにも、公共交通機関を利用するにも、この場所コードをスキャンして、建物などの人に、自分が72時間以内のPCR陰性結果を持っていることを証明したり、また、自分がここへ立ち寄った証拠を残したりしないといけないよう。🙄

 

例えば、お出掛け先から、自宅にアパートに戻ったときにも、場所コードのスキャンは必要で、もしも、その時点で、72時間を過ぎていたら、家にも帰れないことになります。

そのあと、すぐに、検査場へ行って、PCR検査を受けたとしても、結果が反映されるのに、半日くらいはかかるので、しばらくは、どこにも行けず、途方に暮れること、間違いなし。

‥なので、今後、有効期限を、検体採取時間からの時間単位(もしかしたら、分単位かも!?)で、注意しておくことが大事かも知れません。

 

これから、しばらく?は、いろいろ、面倒なことがありそうだけれども、とりあえず、外へ出られて、欲しいものを買える幸せを感じた1日でした。🤣