おばさん、上海ってどうよ!

え!ウソでしょ!? 50代半ばでダンナの海外赴任に帯同することに‥。 2021年〜コロナ禍での帯同に伴う葛藤や奮闘を書き留めていきたいと思っています。

「+7」のホテルのお部屋は‥

14日間の集中隔離を終えて、7日間の健康観察期間に入って、7日目。

入国後21日目に入りましたが、今日も、PCR検査の連絡はありませんでした。

本来なら、ここへ来てから2回目の検査を受けて、陰性ならは、明日、健康観察からも、解放されるはずなのですが‥。

 

さて、ここから、今日は、ちょっと、長くなってしまいますが、「+7」のホテルが、どんな感じだったか?を、書き留めておきたいと思います。

 

私は、「+7」の健康観察期間を、自宅で過ごす許可がもらえず、また、次に滞在する、グリーンコードのホテルを、自分で手配出来なかったので、「14日間」の集中隔離ホテルで、次の行き先が決まらない人のための、政府が手配してくださるホテルを、確保してもらえるよう、お願いすることになりました。

 

移動前日の夜、一応、集中隔離ホテルからのWeChatで、「次のホテルは、○○ホテルになった」とは、教えていただけましたが、検索してみると、系列店なのか?同じ地区に、3件も、同じ名前のホテルがあって、そのうちのどれが、これから、私が移るホテルなのか?が、よくわからない‥。

3件のうちの2件に、それぞれ、口コミがあったので、読んでみましたが、良いイメージを持たれた方もいれば、悪いイメージを持たれた方もいらっしゃって、ご意見は、マチマチ。

日本人の方のコメントは無くて、全部、ちょっと変な日本語に、訳されていました。

 

でも、皆さま、一貫して、コメントされていたのは、「部屋が狭い」‥ということでした。😩

 

確かに、部屋は、前のホテルと比べると、新しいけれど、ちょっと狭い(前の部屋の半分以下)かな‥という感じ。

大きなキングサイズのベッドに占領されたお部屋は、バランスボールを出すどころじゃなく、大量の荷物をどこへ置こうか?といった感じです。

でも、広さで言えば、日本のワンルームのお部屋くらいは、あるんじゃないか?と。

欧米の方々には、狭く感じるかもしれませんが、私は、前のホテルを経験していなければ、そこまで狭くは、感じなかったかも!?と思います。

 

こちらのホテルでは、景観も、前のホテルの部屋のように、高層ビル群を遠くに眺められる、視界が開けた感じではなくて、道路を挟んだ向かいの、市民の皆さんが住むアパートでは、以前、シンガポールで見たような、串刺しのような洗濯物の干し方がしてあるし、向かいの部屋のお姉さんが、窓辺でご飯を食べているのも分かる‥というような眺めでした。

たぶん、向かいの部屋でも、こちら側が、よく見えると思われますが、部屋には、いわゆる、普通のカーテンは掛かっていなくて、上下に動く、電動のロールカーテン?がついていました。

 

あと、前のホテルのテレビ(日本で一般的な家庭用テレビくらい)の3倍くらいの大きさの、壁掛け式のテレビがありましたが、リモコンの操作方法が分からず、電源を入れて、いろいろ押してみても、ホテルのコマーシャルしか流れないので、残念ながら、テレビを見るのは、早々に、諦めました。

 

ホテルのWi-Fiは、設定する時に、前のホテルみたいに、パスワードを入れれば良いだけじゃなかったので、仕組みが分かるまで、おばさんは、ちょっと、手こずりましたが、見ている動画が途中で切れてしまうことも、前のホテルよりは、かなり少なく、比較的、安定して繋がってくれています。

テレビが、壁掛け式で固定されているため、HDMIケーブルが使えなくて、大画面で動画配信を見られないのが、ちょっと、悔しいところです。

 

それと、今度は、冷蔵庫がありませんでした。

最初に渡航した頃よりも、確実に上海は暑くなってきているようで、前のホテルでは、冷たく冷やしたミネラルウォーターを、シャワーの後に飲むのが、体をクールダウン出来て良かったのですが、今回はなくて、ちょっと、残念。

 

冷房も、前のホテルみたいに、部屋の中に、設定できるような装置が付いていたのですが、今度は、26℃と設定しても、持ってきた温湿度計では、22℃くらいになってしまって、逆に、寒くなりすぎて、使えず、残念‥。

液晶画面で温度設定ができるようだったので、今度は使えそうだ‥と期待したのに、効きすぎて使えないとは、ガッカリでした。

 

ユニットバスは、中に入ると、パッと、勝手に電気が付いて、使い終わってしばらくすると、勝手に切れるような、ちょっと、ハイテクな感じですが、バスタブはなく、シャワーだけ。

でも、今度は、ヘッドが大きいながらも、手で持てるタイプのシャワーも付いていたので、洗髪がしやすかったです。

トイレも、モダンな四角い感じの便座だけど、大きなお尻の私でも、便器の中に、落っこちてしまいそうな大きさの便座で、ビックリ!!

洗面所は、ユニットバスの外で、全然、違う位置の、部屋の入り口のドアを開けた、すぐ隣にあるので、トイレの後、手を洗うのに、そこまで行かないといけないのが、ちょっと、気になる感じでした。

 

それから、コンセント。

差し込み口が、ない訳ではないけれど、USBを直接挿すタイプの電源が半分くらい。

私のようなおばさんは、スマホを充電するにも、コンセント派だったので、コンセントの数が、ちょっと、少ないように感じました。

 

あと、クローゼットがなかったので、洋服を掛けてしまっておくところがなくて、前のホテルでは、お洗濯の時に活躍した、ロングタイプのS字フックをユニットバスのドアに引っ掛けて、ハンガーを吊るしました。

今回の部屋では、突っ張り棒を突っ張れるようなところも、S字フックを引っ掛けられるようなところもなくて、洗濯物は、スペース的にも、本当に、干すところが無くて困りました。

ま、あと7日だったので、最低限、肌に触れるものだけを手洗いして、あとは、家に帰ってから洗濯しようと思っています。

その間は、そんなに、たくさんないけれど、持って来ていた服を、総動員させることにしました。

 

ミネラルウォーターは、最初、350mlのものが、2本しか、お部屋に置いていなくて、ちょっと、焦りましたが、毎日、2本ずつ届けてくださるようで、時々、トイレットペーパーや、ゴミ袋の補充なんかもありました。

 

お弁当は、1日3食でお願いしましたが、今までより、ちょっと小ぶりな容器に入ってきていました。

それでも、おばさんには、食べ切れないくらいの量ですが、メニューは、集中隔離ホテルよりも、いろいろなものを食べさせてくれる感じかな‥。

 

どちらも、美味しいですが、前のホテルは、いわば、田舎のおふくろの味‥的な中華弁当で、中には、ピリ辛なものもありましたが、総じて、優しめの味付けやメニューが多かったのに対し、こちらのホテルでは、同じく中華弁当が基本ですが、ウインナー、クリスピーチキン、フライドポテトなど、私たちにも馴染みのある、ジャンクフードっぽいものも、ちょっと、取り入れてくださったりしていて、上海入りから14日間、同じような中華弁当を食べ続けてきた私にとっては、ちょっと、テンションが上がる感じでした。

 

以上、話が長くなってしまいましたが、皆さま、いかが、お感じでしたでしょうか?🙄

 

なかなか、私のように、「+7」の健康観察期間までも、政府に手配してもらったホテルで過ごすことになる方は、いらっしゃらないか?と思われますが、もしも、いつか、私と同じように、なんらかの理由で、「+7」のホテルを、自分で手配出来なかったという方がいらっしゃった時の、安心材料の一つとして、参考になれば‥と思い、私の思ったまま、2つの隔離ホテルの違いを、書き綴ってみました。

 

最初、政府の手配で、勝手に当てがわれるホテルなんて、いかがなものか?と、私も、ちょっと、不安を感じていましたが、集中隔離ホテルと比べ、一長一短はありますが、同じ4つ星ランクのホテルでしたし、結果、健康観察用のホテルも、そこまで、隔離ガチャに外れた感はなく、そこそこ、快適に過ごせています。

 

しかも、こちらのホテルでは、ホテルがポップな感じだからなのか?、働いている方々も、皆さま、お若くて、優しくて、フレンドリーな感じで、とても、好感が持てています。

ま、集中隔離ホテルでは、どうしても、私たちのような入国したばかりの人を、バイ菌扱いしておかないと、万が一、コロナをうつされては、大変ですから、そうそう、人と会った時に、にこやかに、挨拶なんかしていられませんものね。

そこは、理解できるので、比べてはいけないところだったかもしれませんね。

 

こちらのホテルでは、前のホテルには無かった、コンディショナーが置いてあった!と思って、喜んで使ってみたら、なんだか泡立ってきて、これって、シャンプー混じってない?みたいなことがあったり、用意してあるはずの歯ブラシが、部屋の中になかったり(持参しているので困りませんが‥)、ちょっと、想定外のことも、ちらほら、あるにはありました。

 

でも、この暑い中、皆さま、ずっと、防護服に、マスク、フェイスシールドで、お仕事をしてくださっています。

もちろん、集中隔離ホテルのスタッフさん達にも、そこは、同様に感謝しかありません。

こんな大変な時期に、1日1万人とか、感染者が出る国からの入国者を、リスクがありながらも、受け入れてくださって、本当に、ありがたい!!

 

私のように、健康観察期間を、自宅アパートで過ごすことを、アパートから、受け入れ不可と言われたり、また、健康観察期間用のグリーンコードホテルを、自分で手配できなかった場合は、政府の手配してくださるホテルで「+7」の期間を過ごすのも、ついでで、移動の車も、手配してくださるし、そんなに悪くないかもしれませんよ。🤔